モブ・プログラミング(以下、モブプロと省略)は、属人化を防ぎ、チームを成長させることが目的であると考えていたけれど、それは副次的な効果であり、フロー効率(優先すべき課題を最短で解決する)を優先することが目的であると認識を改めた。とはいってもモブプロを成功させるためには、テクニックが必要であり、いきなり「最短でリリースしたい」要件に取り入れても失敗に終わる可能性が高い。その点、本書では実験的に行ってみることを提案している。上司にも「全員が知っていた方が良いコアな機能」であれば説得しやすい。
モブプロのテクニックとして、以下のような事柄が挙げれている(抜粋)
- はじめは3~4人の少人数で始める
- モブプロの参加を強制してはならない
- ポモドーロ(25分間で5分のインターバルを挟む)を適用する
- 割り込みが入らない集中できる場所(会議室など)を見つける
- モビング用のマシンを準備する
- タイピストは自分のコードを書き込んではならない
- エキスパートはタイピストに回さない
- 環境面を整えることが第一関門になりそうだ。
モブプロとは何たるかを知るには良い本です。
気になっている点
モブプロを導入すると「作業ペースが遅い人にイライラする」ということが起きる。原因は技術不足だったり、単純にタイピングが遅いからだ。フロー効率をあげる目的でモブプロをしている場合、尚更その感覚は強まる。本書では1on1で話し合って解決するようにとあるが、メンバーの立ち位置によっては信頼関係があったとしても伝えづらい場合がある。モブプロを始める前にこのような課題について意見交換することも大事ではなかろうか。